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2006年11月03日 11:26
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Webの現状 「80:20の法則」は成り立つか

80:20の法則というをご存知でしょうか。
 
ご存知ないという方に、少しご紹介。
 
80:20の法則(エイティ・トゥウェンティのほうそく)
(参考)exBuzzwords用語解説
http://www.exbuzzwords.com/static/keyword_2.html
 
80:20の法則とは、もともとは経済学者パレートによって提唱された法則で、全世界の所得上位者20%が、全世界の富の80%を占めている、というもの。
本来は経済学の分野での法則ではあるが、よくよく考えてみると、以外にも様々なことについてこの法則が成り立つとされている。
 
例えば、「売上の80%は全顧客のうちの優良顧客20%によってもたらされる」
逆に、「会社の売上の80%は一部の優秀な社員20%によってもたらされる」
など。
 
何も経済やマーケティングのことに限られるわけではない。
ユーザビリティの分野では、
「システムを使う80%の人間が、そのシステムの機能のうち20%しか使っていない」
などなど。
 
 
話を戻します。
 
これから話すのは僕個人の見解ですが。
現在、Webの分野においては、この80:20の法則がもはや成り立たなくなっているような気がします。
 
 
いうなれば、「95:5」の法則、あるいは、「99:1」の法則。
 
かのヤコブ・ニールセンは、ソーシャルネットワーキングについて以下のような分析をしています。
Jakob Nielsen博士のAlertbox
http://www.usability.gr.jp/alertbox/20061009_participation_inequality.html
 
(抜粋)
・90%のユーザーは単なる読者である(読んだり、眺めたりするだけで、自分で書き込むことはない)。
・9%のユーザはときどき書き込むことはあるが、他の優先事項に時間を奪われてしまう。
・1%のユーザはとにかくたくさん書き込む。書き込みのほとんどは、この1%のユーザによるものである。
 
あなたはどこにあてはまるでしょうか?
これはSNSだけに留まらず、ウィキなどに代表されるCGM(コンシューマージェネレイテッドメディア)にも言えることです。
 
CGMで成功を収めるためには、このバランスをいかに崩すかにかかっているようです。
 
そしてもうひとつ重要なことが、「いかに情報の質を高めるか」ということ。
Webの普及によって、誰でも情報を発信できるような時代になりました。そのため情報が氾濫してしまい、正しいものを見つけることだけでも一苦労です。
 
このことは、アフィリエイト広告の現状からも見て取れます。
ここでも「99:1の法則」が成り立っていて、現在アフィリエイトしているサイトの中で月1万円以上を稼ぐサイトは、全体の1%にも満たないようです。
正しく、有益な情報を提供しつづけるには、個人レベルでは難しいのかもしれません・・。
 
最後に、Yahoo!にこんな記事が載っていました。
 
世界のネットサイト、1億を突破…英調査会社調べ


一億もあるサイトのうち、「アクセスが多く、更新も頻繁に行っている活発なサイトは半数程度」としていますが、そんなことはありえるはずもなく、よくて「1%」の100万程度のサイトではないでしょうか。
 
 
これからますますWebの重要度が増していく中で、この「99:1の法則」がどのように変わっていくか、気になるところです。
 
この現状がもっと加速し、「99.999:0.001」になってしまうのか?それとも、「80:20」に戻るのか・・・

 

2006年11月11日 10:39
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様々な分野に通じる、WEBユーザビリティの原則

見つけてもらうためには昔ながらの言葉を使おう
 
(「Jakob Nielsen博士のAlertbox」の記事)
http://www.usability.gr.jp/alertbox/20060828_search-keywords.html
 


(記事引用)
「検索エンジンのための最適化(SEO)には、沢山の要素がある。しかし、SEO ガイドラインの一番はじめの項目は、古くからいわれている『ユーザの言葉を使うこと』というものだ。もっと正確に書くと、ユーザの検索キーワードと合致するような言葉を使うこととなる。」
 
一部でのみ通用するような言葉や、逆に政治的に正しい言い回しは避けるべきとのことです。
 
実は、この概念はWEBユーザビリティの分野で言われていることではなく、「印象に残る散文」のための原則でもあるらしい。
 
プレゼンテーションのときと同じですね。「相手の言葉を使って説明する」。
いろいろなところで使える、基本であると感じました。

2006年11月15日 21:09
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ポータルサイトの意義


 
Yahoo!Japanのトップページに、以前からテスト表示が行われていた災害情報の掲示が本番として行われていました。
やはり、業界を引っ張っていくものとしてはこういうかたちで社会貢献するべきですよね。
 
いまのところ、このような取り組みが実現しているのは大手ポータルの中でもYahoo!のみ。
すばらしいことだと思います。
 

2007年02月11日 02:50
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近未来インターフェースの行方

数年前に話題になった、近未来的なユーザーインターフェースが、最近数箇所のサイトで再び取り上げられていましたので、ちょっと触れてみたいと思います。

話題となっているのは、こちらで紹介されているインターフェースです。

当時はインターフェースデザインやインタラクションデザインの分野で注目を集めていました。

拡大・縮小、移動、選択などを、全て両手のジェスチャーで実現しています。
映画「マイノリティ・レポート」にも登場したそのような近未来的なインターフェースも、おそらく今となっては技術的には全く問題ないんでしょう。
直感的で分かりやすく、なにより「見栄えがよい」。

ですが、このインターフェースが普及して、既存のインターネットのサービスや、ソフトウェアなどと統合して使われるようになるのかというと、答えは「ノー」だと思います。


それは、ヤコブ・ニールセン博士が自身のブログでも取り上げているとおり、「疲れる」からです。

(引用)

「コンピュータを使っている最中、腕を持ち上げているのは疲れるのだ。ジェスチャーには使い道があるだろうが、オフィス内で使うシステムの主要インターフェイスとしては、適さない。(中略)
3D(的なインターフェース) は実際の商品としては、ほとんど出荷された試しがない。その理由は、何だろうか。それは、ユーザが行いたい実質的な作業には、2D のほうが 3D よりも向いているからだ。」

(引用終わり)


プロダクトデザインの基本にもあるとおり、よく使う道具は『Low Effort(最小限の力で使えること)』でなければなりません。
日常的な仕事や作業をする際、本来の仕事とは関係のない事柄で体力を消耗するわけにはいかないのです。

任天堂のWiiは別です。あれは体を動かしてみんなと楽しむことが一番の目的ですので。

プレゼンテーションやインタラクティブ・アートの中に限れば、このインターフェースはとても有効かもしれませんね。
ただ、このインターフェースが革新的なものであることは間違いありません。
おそらく、このようなインターフェースをさらに改良して、実用的になったものが次世代のコンピュータのインターフェースとなるのではないでしょうか。


(関連記事)

『やっぱりすごい、マイノリティ・リポート的インターフェース』(pop*pop)
http://www.popxpop.com/archives/2007/02/post_115.html

『映画の中のユーザビリティ -- 間違いトップ 10』(Jakob Nielsen博士のAlertbox)
http://www.usability.gr.jp/alertbox/20061218_film-ui-bloopers.html

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